2005年4月23日，24日に行われたエヌ・シー・ジャパンと4Gamerのタイアップイベント「アルティメットバトル」は，無事に予定通り終了した。今回のイベントは，「リネージュ」に実装されている"アルティメットバトル"（以下，UB）のシステムを利用したので，1ワールドあたりの参加可能人数が30人（総募集数は180人）と限られてしまったが，応募総数はなんと1016人。競争率約6倍と狭き門となった。

　イベント開催中のギランは，"コロシアム副管理人"に100アデナを支払って観戦しようとするたくさんの人でごった返していた。全チャ（ワールド全体チャット）で参加者にエールを送る人も多く，イベント中はただならぬ盛り上がりを見せていた。　さてアルティメットバトルでは，イベント専用クランを用意していたワールドもあった。イベント用の特殊な組み合わせでモンスターが出現するという情報が告知されていたので，あらかじめ参加者（当選者）同士で打ち合わせをしていたのだろう。シリウスワールドでは，POT（ポーション類）を床に置いて，必要になったキャラクターが拾って使うという作戦を採っていたのも注目すべきポイントだった。
　アルティメットバトルイベントに当選した人の平均レベルとクラスのデータをまとめたので，ここで掲載しておこう。どのワールドでも平均レベルは47〜48となっていて，ばらつきは少ないが，クラスはワールドによってかなり違いがあった。当選者は各ワールド30人だが，イベントに参加した人が少ないワールドもあり，倒すのに苦労していたようだ。

ステージの合間には宝箱が出現。しかし，入っているアイテムが多すぎて重量オーバーで戦闘できない人も出現！（笑）

　その出現モンスターは，第一ステージ，第二ステージ，ボスモンスターと大きく3グループに分かれており，徐々にモンスターレベルが上昇していくといった感じとなっていた。その合間には回復アイテムなどが入った宝箱が出現し，体勢を整えられたので倒されてしまう参加者も少なかったようだ。
　この出現モンスターには高レベル向けのダンジョンなどに出現する普段見れないようなものも含まれており，組み合わせに驚いた人が多かった。ヘビーオームやキメラなど，通常のUBでは登場しないモンスターもいたので，それも"特殊な出現パターン"ということを強調する一つの要因となっていた。
　とくに，ボスモンスターとして登場した"グリムリーパー"は，参加者よりも観戦者のほうが驚いたようだ。このグリムリーパーは，傲慢の塔100階に出現するレベル68のモンスター。高レベルプレイヤーでも簡単には見られないモンスターなので，驚くのも無理はないだろう。ちなみにグリムリーパーは，イベント仕様のステータスとなっていたようだ。
　以下に，アルティメットバトルで登場したモンスターの一覧を掲載しておこう。

　最後に，イベントの結果だ。
　全ワールドで，グリムリーパー討伐までを含むオールクリアを見事に達成。惜しくもイベントの途中で倒されたプレイヤーがいたものの，それも数人程度で壊滅的な被害を受けたワールドはなかった。クリア後は，プレイヤーによって打ち上げられる花火やチャットウィンドウの賞賛で画面が埋め尽くされ，全員が参加者の健闘を称えていたのが印象的だった。

　通常のUBは，ほぼすべてのレベルのプレイヤーが参加できるようになっているので，今回のイベントで興味を持ったならば，仲間と共に参加してみるのがいいだろう。（Seal）

イベント終了後は，花火を盛大に打ち上げたり，GMと記念スクリーンショットを撮ったりしていた

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